2012年7月2日に中小企業診断士として開業し、ちょうど5年になりました。
平素よりお世話になっている皆さまには、厚く御礼申し上げます。

中小・小規模事業者を取り巻く経営環境は、より厳しくかつより複雑になっていることを日々実感しています。そのような状況の中で、「変える」さらに「変わる」ことの重要性が増していると思います。その一方で、「変えない」または「変えるべきでない」ことも確実に存在しています。

「経営」という語の「経」は、もともと織り機にかける縦糸のことです。そこから「すじみち」、さらに「筋道をたてておさめる」という意味を持つようになりました。「営」は、建物をいとなみつくることであり、そこから「 仕事をする」「事業をする」という意味を持っています。つまり、経営とは「筋道をたてて事業を行う」ことを意味しています。

それでは、経営における「筋道」とは何でしょうか?それは、経営の中軸となる意志や価値観、さらには理想像であると解釈できます。一般的には、経営目的あるいは経営理念、経営ビジョンとして表現されます。これが、上述した「変えない」または「変えるべきでない」ことです。

これまで、さまざまな人との縁や仕事を通して知見や経験を蓄積する中で、私自身も「変える」こと「変わる」ことが多々ありましたが、事業者、そこで働く方々、さらに共存している地域の発展に寄与するという活動目的は、不変のままです。

これからも、「経営者・起業家とともに考え、ともに歩む」ことを続けてまいります。
今後とも、よろしくお願いいたします。