2018年最初のブログになります。
本年もよろしくお願いします。
昨年末、診断協会の行事があり、忘年会を兼ねた懇親会にも出席した。1次会は中華料理だったが、その後の2次会は成り行きで「アニソンカフェ」になった。人生初だったのだが、このアニソンカフェはその名の通り“アニソン縛り”で、歌えるのはアニメソング(戦隊ものはアリ)のみである。アニメ好きであれば老若男女、誰でも楽しめそうな店だと思った。数名の診断士で訪店したのだが、知っているのは昔のアニソンばかりで結局誰も歌うことなく、1時間ほど飲んで店を出た。40歳以上の診断士には、店の雰囲気やほかの来店客のノリに付いていくのが厳しかったが、貴重な体験になった。
さて、アニソンカフェを経営の視点から少し考えてみた。
アニソンカフェは松本市内に1店のみ出店しているようだが、「アニソン好き」というターゲッティングは、他の飲食店との差異性をかなり強く発揮できていると思われる。来店客にとっても、共通の趣味を通じて店で楽しく盛り上がることができ、店に対するロイヤリティーは高かまると予想される。他方で、店舗スタッフの人材確保の面でも、アニソンに興味がある若い女性の募集が期待でき、独自の店づくりを進めるのに有利に働きそうだ。
アニソンカフェという思い切った特色を打ち出すことで、飲食店間の厳しい競争のなかでも一定の存在感を発揮できるのではないか。今後の動向が注目される。