2019年最初のブログになります。本年もよろしくお願いいたします。

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今年は「平成」から新元号へ移行する節目の年でもあり、さまざまな面での変化が予想されている。ここ数年、社会情勢の変化の速さや複雑さを実感する場面がますます増えており、経営支援の現場においても、経営環境の把握~分析がより難しくなっている。IT(情報通信技術)の高度化に伴い、情報の拡散、さらに言えば氾濫が進行しており。流行の移り変わりが速く、商品ライフサイクルも短くなり、安定した事業展開を実現することがより難しくになっているのではないか。
また特に昨年来、外部環境としての政治情勢の不透明性が米国や欧州を起点として増しており、「米中新冷戦」に伴う世界的な景気減速も実際に顕在化する兆しがある。半年先どころか3ヵ月先でさえ「どうなるのか?」が予測しにくい状況だ。

こうした経営環境の中で、ますます大切になるのは「本質の追求」だと思う。先日、DeNA創業者の南場智子氏がTVのインタビューで「ホンモノ志向」をキーワードに「本質的な価値」の重要性を語っていたが、まったくその通りだと感じた。社会経済情勢が変動しても、人間の根源的な欲求がそれほど変わることはない。たとえば、心が躍るような楽しさや面白さ、感動などは、人間が本質的に求める普遍的な価値だ。この普遍的な価値を独自の発想や方法で具現化し商品として提供することは、社会経済情勢がどんなに不透明であろうと、事業活動において何ら変わることはない。不透明感を増す2019年は。「本質の追求」が改めて重要視される節目の年になるのではないか。

さて、中小企業診断士が提供すべき本質的な価値は何か・・・それは経営者を元気づけ、前向きな挑戦を通して事業を発展させ、多くのステークホルダーを幸福することに寄与することだと思う。
今年も自分らしくこの本質を追求して行きたい。