持病の腰痛の治療で15年近くお世話になっていた近所の整骨院が、今月9日に閉院した。
今月に入り屋外で作業をする機会が増え、腰痛が少し出ており、約2ヶ月ぶりに診てもらおう・・・・・と訪院したが、入口には閉院の張り紙。本当に困った。
食事をはじめとする生活習慣の見直しを含め内科的なアプローチをする整骨院で、私自身も食事の内容を見直し、ここ数年は動けないほどの腰痛に悩まされることがほとんどなくなっていた。先生が高校の先輩だったこともあり、親切にさまざまなことを教えていただいた。それだけに残念。代わりの名医が見つかるか不安である。
直接お話しをお聴きできておらず推測ではあるが、長野県内の整骨院でコロナのクラスターが発生し、4月以降の来院者数は激減していたのであろう。年齢的にも70歳近くで、コロナ終息の見通しが立たない中で、そろそろ潮時と判断したのではと思われる。
整骨院などを含め、対面や接触が不可避なサービスは、コロナの感染抑止において対応がかなり難しい。施術はオンラインというわけにはいかない。「新しい生活様式」はたしかに必要だが、できることとできないことがあるのも事実だ。
飲食店などの苦境も想像に難くない、繁盛店と言える松本市内の某洋食レストランを先日昼食で訪店したが、オーナーの話では来店客数は平時の1/4程度に減っているとのことだった。通常時のランチ営業時間帯には客席がほぼ2回転するほどの実力を持ったお店でも、来店客数の減少に苦慮している。テイクアウトの弁当の受注は相応に確保できているようだったが、それで売上をすべて補填できるわけではない。
「新しい生活様式」で飲食店では席数を減らす場面が増えると思われるが、席数の減少は売上の減少に直結する。前記の洋食レストランは、後継者も確定しており、何とかこの苦境をしのぎ切るのでは・・・・・と期待も込めつつ願っているが、「コロナ倒産」が増加しつつある中で、残念ながら閉店・廃業に追い込まれる飲食店は今後かなり増えるだろう。個人的な見解だが、飲食店の数はこの1~2年で半減すると思う。空き店舗も急増するだろう。
個人的にはできる限り外食で馴染みのお店の利用を続けていくつもりが、行ってみたら閉店していた!という場面にはあまり遭遇したくない。